「知らない番号から何度も電話が…もしかして全保連?」
家賃の支払いが少し遅れてしまった時、見慣れない電話番号からの着信に、ドキッとした経験はありませんか?
不安な気持ちでネット検索すると「全保連」の名前が出てきて、さらに焦ってしまう…。そんな方も多いのではないでしょうか。
でも、安心してください。
この先では、全保連からの督促で使われる電話番号のリストや、滞納してしまった場合にどのような流れで連絡が来るのか、そしてどうすればこの状況を解決できるのかを、分かりやすくお伝えしていきます。
一人で悩まず、まずは正しい情報を知ることから始めましょう。
全保連からの督促で使われる電話番号リスト
全保連からの連絡は、いくつかの異なる電話番号から発信されます。ここでは、全保連が公式に認めている電話番号や、督促で使われていると報告されている番号をまとめました。
支払い相談や初期の連絡で使われる番号
- 050-3158-6855(支払い相談窓口)
- 050-3158-6858(SMSでの連絡用)
これらの番号は、支払いが確認できない初期段階での連絡や、支払いに関する相談窓口として使われています。
滞納が続くと使われる可能性のある番号
支払いの確認が取れない状態が続くと、以下の番号から連絡が来ることがあります。
050-3158-6848 / 050-3158-6849 / 050-3158-6850 / 050-3158-6851 / 050-3158-6852 / 050-3158-6853 / 050-3158-6854
さらに滞納が進んだ場合の連絡番号
滞納期間が長くなると、より強く支払いを促す連絡が以下の番号から入る可能性があります。この段階になると、少し厳しい口調になることもあるようです。
050-3158-6871 / 050-3158-6872 / 050-3158-6873
注意
継続保証料の案内など、家賃滞納の督促以外で「050-3000-0531」という番号が使われることもあります。また、全保連を名乗る詐欺も報告されているため、公式サイトに記載のない番号からの連絡には注意しましょう。
【滞納期間別】放置は危険!督促から強制退去までの流れ
家賃の滞納が続くと、事態は段階的に深刻化していきます。
初期督促(滞納~1ヶ月程度)
家賃の支払いが遅れると、全保連が家賃を立て替える「代位弁済」を行い、督促が始まります。最初は「お支払いの確認が取れていませんが、いかがでしょうか?」といった比較的やわらかい内容の電話や郵便物が届きます。
中期督促(滞納1~2ヶ月)
初期の連絡を無視していると、電話の頻度が増え、SMSでの連絡も来るようになります。それでも連絡が取れない場合、契約時に記載した緊急連絡先(ご家族など)にも連絡がいく可能性があります。
法的措置への移行(滞納3ヶ月~)
滞納が3ヶ月以上続くと、事態は最終段階へ進みます。「〇日以内に支払わなければ契約を解除します」といった内容証明郵便が届き、これを無視すると、裁判所から訴状が届き、最終的には強制退去という最悪の事態になりかねません。
もう悩まない!今すぐできる正しい対処法
全保連からの連絡に、不安でどうしていいか分からなくなってしまう気持ちはよく分かります。しかし、一番やってはいけないのは「無視し続けること」です。
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
まずは正直に相談する
勇気を出して、全保連の支払い相談窓口(050-3158-6855)に電話をしてみましょう。「給料日が〇日なので、その日まで待ってもらえませんか?」など、具体的な支払い計画を伝えることで、支払い猶予や分割払いに応じてもらえる可能性があります。
大切なのは、支払う意思があることを誠実に伝えることです。
公的な支援制度を頼る
失業などが原因で家賃の支払いが困難な場合、「住居確保給付金」という制度を利用できるかもしれません。これは、国が家賃の一部を補助してくれる制度で、返済の必要はありません。
お住まいの自治体の窓口で相談できるので、条件に当てはまるか確認してみることをお勧めします。
家賃の滞納は、誰にでも起こりうることです。大切なのは、問題を先延ばしにせず、早めに行動すること。全保連からの連絡は、あなたを追い詰めるためではなく、問題を解決するためのサインと捉え、冷静に対応していきましょう。