「知らない電話番号から何度も着信がある…」
「もしかして、エルズサポートからの督促…?」
もしあなたが今、そんな不安を抱えているなら、その電話、無視してはいけません。
エルズサポートは家賃保証会社として、家賃の支払いが遅れると契約者に代わって大家さんに家賃を支払います。その後、契約者に対してその分の支払いを求める「督促」の連絡をしてくるのです。
でも、安心してください。いきなり厳しい取り立てが始まるわけではありません。
実は、掛かってくる電話番号によって、督促の緊急度や状況がある程度分かるのです。
この先では、エルズサポートが実際に督促で使っている電話番号のリストと、それぞれの番号が示す状況、そして今後どう対応すれば良いのかを、分かりやすくお伝えしていきます。
エルズサポートからの督促電話番号リストと危険度
エルズサポートからの連絡は、携帯電話(080や070)と固定電話(03)の両方が使われます。
一般的に、滞納初期は携帯電話からの連絡が多く、状況が進むと固定電話からの連絡や書面での通知が増えていく傾向にあります。
初期段階(危険度:低)
この段階では、主に「支払いを忘れていませんか?」という確認の意味合いが強いです。
丁寧に対応し、いつまでに支払えるか伝えれば問題になることはほとんどありません。
主な電話番号(携帯)
080-3696-8739 / 080-3696-8440 / 080-1004-4757 / 080-3607-7260 / 070-1284-4284 など
これらの番号から着信があったら、滞納が始まってからおおよそ1ヶ月以内の初期段階と考えられます。
SMS(ショートメール)で連絡が来ることもあります。
無視し続けるとどうなる?中期~後期段階のサイン
初期段階の連絡を無視し続けると、事態は次のステップに進みます。
ここからは、あなただけでなく、周りの人にも影響が及ぶ可能性が出てきます。
中期段階(危険度:中)
滞納が1ヶ月を超えてくると、エルズサポートは「代位弁済」を行います。
これは、あなたの代わりに大家さんへ家賃を支払うことで、この時点から本格的な督促が始まります。
主な電話番号(固定電話)
03-6233-6280 / 03-6233-6281
特に「03-6233-6281」は、緊急連絡先へ連絡する際に使われることが多い番号です。
この番号から着信があった場合、あなたの親族や勤務先に連絡が行っている可能性があります。
また、自宅に「督促状」が郵送で届くようになります。
後期段階(危険度:高)
滞納が3ヶ月以上続くと、法的な手続きが現実味を帯びてきます。
この段階になると、あなたの意思だけでは解決が難しくなります。
主な通知方法
・「契約解除通知」が内容証明郵便で届く
・裁判所への申し立て
内容証明郵便が届いたら、それは「法的手続きの最終予告」です。
これを無視すると、裁判所から「支払督促」や「訴状」が届き、最終的には給与の差し押さえや強制退去といった事態になりかねません。
差し押さえに注意
給与の差し押さえは、裁判所を通じて勤務先に通知が行われます。そうなると、会社に滞納の事実が知られてしまい、あなたの信用にも関わります。
もう手遅れ?今からでもできる正しい対処法
「もうどうしようもない…」と諦めるのはまだ早いです。
どの段階であっても、誠実に対応することで、最悪の事態を避けられる可能性は十分にあります。
すぐに電話して、正直に状況を話す
まず、エルズサポートの担当者に電話をしましょう。その際、感情的にならず、丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。
- なぜ支払いが遅れているのか(正直な理由)
- いつまでに支払えるのか(具体的な日付)
- 分割での支払いは可能か
このように、正直に、そして具体的に伝えることで、担当者もあなたの状況を理解し、支払い計画の相談に乗ってくれる場合があります。
約束は必ず守る
一度支払いの約束をしたら、それは必ず守りましょう。
もし、どうしても約束の日に支払いが難しい場合は、必ず事前に連絡を入れること。
無断で約束を破るのが、最も信用を失う行為です。
エルズサポートからの督促は、決して無視してはいけません。
放置すればするほど、あなたの立場は悪くなり、解決が難しくなっていきます。
今、どの段階にいるのかを冷静に把握し、勇気を出して一本電話をしてみてください。
誠実な対応が、きっとあなたの未来を良い方向へ導いてくれるはずです。